アニソン好きのための音楽ストリーミングサービスの比較

ストリーミング比較

音楽が定額で聴き放題のストリーミングサービスはたくさんありますが、アニソン好きに適したサービスはあるのでしょうか。
アニソン好きのための音楽サブスクサービスについて聴けるアニソンの楽曲数、月額料金、無料期間、音質、アニソンファンにとっての使い勝手の観点から比較してみました。

 

アニソン向け音楽ストリーミングサービスの比較

 

音楽サブスクサービスについて、主要なサービスでいうとAmazon Music Unlimited、

Amazon Music HD、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、AWA、dヒッツ、YouTube Music,

ANiUTa、等があります。

Amazon Music Unlimited

月額料金 980円 (プライム会員780円)
無料期間 30日
楽曲数 6500万曲以上
歌詞表示機能 あり
音質 最大256kbps
オフライン再生

Amazonが運営するメジャーなサービスであり、楽曲数が豊富です。
又、ニューリリースで「アニメ・ゲーム」ジャンルを絞れるため、新曲へ最短でアクセス可能となっています。
但し、リスナー作成のプレイリストが検索できないので、他の人の聞いている曲も参考したい方は注意が必要です。

 

 

Apple Music

 

月額料金 学生480円 個人980円 ファミリー1,480円
無料期間 3ヶ月間
楽曲数 約6000万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大256kbps
オフライン再生

Apple Musicは、iOSでの連携の使い勝手がよくiPhone等のiOSを使用しているなら、第一の選択肢になるかと思います。
ituneで購入した楽曲やインポートしたCDを簡単に同期できるので、定額配信されている曲と、iTunesに取り込んだ楽曲・iTunes Storeで購入した楽曲とを、ミュージックアプリでまとめて聴けます。
アプリを切り替える必要がないのでストレスフリーです。
Android端末では、Google Play Musicで可能ですが、サービス縮小の可能性が高く、同期を重視するならApple musicがおすすめになります。
又、Apple Musicの特徴としては、同サービスで配信されているMVであれば、合わせて視聴することが可能という点です。
数は多くはありませんが、アニメと映像を合わせてみたいという方はおすすめです。

Spotify

 

月額料金 980円
無料期間 3ヶ月間
楽曲数 約5000万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大320kbps
オフライン再生 〇(1万曲まで)

ゲームカテゴリはあるのですが、アニメカテゴリはなく、検索の使い勝手はさほどよくありません。
新作アニソンが配信されていなかったりと、アニソンファンにとっての使い勝手はあまり重視されていないのではないかと思います。
ただ、PlayStation Musicとの連携機能があり、ゲーム中に音楽を聴きながらやりたい方にはおすすめできます。又、ユーザー数が多く、ユーザーが作成するプレイリストが充実しているのも特徴です。

 

LINE MUSIC

月額料金 960円(学生480円)
無料期間 3ヶ月間
楽曲数 6500万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大320kbps
オフライン再生

LINE MUSICは、学生プランだったら月額480円と非常に安く、学生の方にはおすすめできます。
ユーザー層が若いためかラブライブ等の若い層に人気がある作品について充実しています。

 

AWA

月額料金 960円 年間9,600円
無料期間 1ヶ月間
楽曲数 約7,000万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大320kbps
オフライン再生

あまり聞いたことがない会社かと思いますが、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資によって設立された会社が運営しています。

 

dヒッツ

月額料金 540円
無料期間 31日
楽曲数 約450万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大320kbps
オフライン再生

曲数は、他のサービスに比べると少ないが、洋楽が少ないためであり、邦楽については意外と充実しています。
アニソンに関してはランティス、フライングドック、SACRA MUSIC、キングレコードも含めて一通り揃っていて、値段が他の半分程度と考えると意外と悪くないです。
但し、UIがあまりよくないので、改善されるとよいのですが…

 

YouTube Music

月額料金 980円
無料期間 30日
楽曲数 非公開
歌詞表示機能 なし
音質 最大320kbps
オフライン再生

アニソンを聞くのにはさほどおすすめができませんが、YouTubeの有料プランYouTube Premiumには、『YouTube Music Premium』が内包されております。

YouTube Music Premiumに単体で加入するより月額料金が200円高くなりますが、音楽が聴き放題になる上に、YouTube動画が広告なしでみれる等使い勝手がよくなります。
YouTubeをよく見るのであればYouTube Premiumも選択肢になるでしょう。

 

ANiUTa(アニュータ)

月額料金 600円
無料期間 30日
楽曲数 約10万曲
歌詞表示機能 あり
音質 最大320kbps
オフライン再生 ×

ANiUTaは、楽曲数は10万曲と他のサービスに比べると見劣りしますが、アニソンに特化することでコアなファンにとっては、かなり濃い品揃えとなっています。
アニュータオリジナルラジオ、作曲者・作詞者プレイリストにライブセットリスト、アニメタイトルで検索可能といった風にアニソンファンの使い勝手がよく考えられております。
大きなメリットとしては、ランティスの楽曲は基本的にANiUTaでしか配信していないという点です。
ただ、デメリットとしては、下記で記載するようにSACRA MUSIC、キングレコード等のレーベルの曲の配信がされていません。
又、PC(ブラウザ)での利用ができず、AndroidかiOSで利用する必要があります。
PCで作業しながら聞きたい方やPCからアンプに接続して聞きたいといった方は要注意です。

 

 

聴けるアニソンの楽曲数による比較

全体の楽曲数は上記記載の通りでありますが、アニソンについては、各レーベル別に異なっている状況になっています。
曲数が多いからといってアニソンの楽曲数が多いとは限りませんので注意が必要です。

大きくパターン別にまとめると以下の通りです。

 

①SACRA MUSIC(ソニー系)、キングレコード

SACRA MUSICはソニーミュージックのレコードレーベルで主にアニメソングを歌う歌手が所属しています。
主な所属アーティストとしてLiSA、ClariS、藍井エイル、花澤香菜が挙げられます。

キングレコード系の主なアニソンアーティストとしては、angela、水樹奈々、堀江由衣等が挙げられます。

ソニー系とキングレコードについては、大手ストリーミングサービスに楽曲を提供しており、各サービス間での配信状況に大きな差がなくなってきてきています。

②ランティス
ランティスは、アニソンの中では大きなシェアを占めるレーベルです。

ランティスの主なアニソン歌手としては、ZAQ、KOTOKO、茅原実里、JAM Project等が挙げられます。

当初は、アニソン専門の音楽配信サービスであるANiUTaにのみ提供していましたが、最近は他のストリーミングサービスにも徐々にストリーミング配信を解禁してきています。
そのため、ANiUTaの強みが薄れてきているように思います。

③その他レーベル
その他のレーベルについては、基本的に全サービス共通で配信しており、品ぞろえに差はありません。

なお、フライングドックもランティスと同様、ANiUTaのみに配信しておりましたが、他の配信サービスにも開放されており、主要サービスで聴くことができるようになっています。
フライングドックの主なアニソンアーティストとしては、梶浦由記、坂本真綾、鈴木みのり、May’n等が挙げられます。
マクロスシリーズの曲も聴けるようになったので、個人的にうれしいところです。

 

上記、区分ごとに配信状況をまとめると大まかに以下のような感じです。

①ソニー系、キング ②ランティス ③その他
Amazon Music Unlimited
Spotify
Apple Music
LINE MUSIC
AWA
dヒッツ
YouTube Music Premium
ANiUTa ×

従って、アニソンを網羅したいのであれば、主要サービスとANiUTaを使い分けることになるかと思います。

但し、②のランティスも徐々に大手のストリーミングサービスに解禁されてきており、主要ストリーミングサービスでも十分になりつつある状況にあります。

ANiUTaのシェアが非常に高ければ話は別ですが、一つの配信サービスのみに提供するというのもランティスの収益的には好ましくないでしょうからいずれ開放されていくのではないでしょうか。

 

価格による比較

ストリーミングサービスの相場は、およそ1,000円前後が一般的ですが、学生向けプランや機能を限定したプランを備えたサービスもあります。

通常 備考
Amazon Music Unlimited 980円 プレミアム会員780円
学生プラン 480円
ファミリープラン 1,480円
Echoプラン 380円
Amazon Music HD 1,980円
Spotify 980円
Apple Music 980円
LINE MUSIC 960円  

年間プラン9,600円/年

学生480円

AWA 960円 年間9,600円
dヒッツ 540円
YouTube Music 980円
ANiUTa 600円

価格面を重視する場合は、学生であれば、学割があるAmazon Music UnlimitedやLINE MUSICがおすすめ、Amazonのプレミアム会員の方はAmazon Music Unlimitedがおすすめです。

 

機能による比較

 

機能については、音質とプレイリスト機能についてみていきます。

 

音質は各社大きな差はなし

 

まず音質については、各社256kbps~320kbpsの間です。
一般的には、人間の耳には256kbpsと320kbpsだと、聴き分けることは難しくなるといわれているので、大きな差はないと考えた方がよいでしょう。
より良い音質で聴きたい方は値は張りますが、ハイレゾ配信サービスのAmazon Music HDを使ってみるとよいかと思います。

 

使い勝手

使い勝手については、Apple MusicやSpotify、Amazon Musicが使いやすいと感じます。

ユーザーによるプレイリスト機能はSpotifyとApple Musicが充実しています。
他の人がどのような曲を聴いているか興味がない方はあまり気にしなくてもよいでしょう。
AIによるリコメンド機能(この曲を聴いている人はこの曲を聴いている率が高いとして勧めてくれる機能)は、やはり大手のApple MusicやSpotify、Amazon Musicが精度が高いように感じます。
繰り返し聞くたびに好みを覚えて、新規の曲の発掘できるというのは、ストリーミングサービスの大きな長所であると感じます。

その他、ANiUTaはPCでは使えないといったことは抑えておく必要があるでしょう。

 

まとめ

ランティスが聴けなくてもよいのであれば、Amazon Music UnlimitedやSpotify、Apple Music等の主要なサービスをいくつか試してみるとよいでしょう。
各サービス無料のお試し期間があるので、有効利用をおすすめします。

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